阪神11レース

宝塚記念

今年はGⅠ馬6頭を含めた豪華メンバーとなったが、海外遠征帰りの馬が5頭と。
過去に宝塚記念で海外帰りで勝利したのは2007年のアドマイヤムーン1頭だけで非常に難しい。
それもそのはずで、春の大目標を海外のレースにしてる馬は前走でピークに仕上げて走り切っていて、その上で長時間の輸送で帰国して検疫もあり疲れが蓄積していることが大きい。

前走に国内のGⅠを勝ち負けしてた馬も前走をピークに仕上げてたはずで、この宝塚記念を余力で参戦するので凡走する事が多い。

1番人気は

ドゥラメンテ
海外帰りだから不利になるが、前々走の中山記念ではアンビシャスに長期休養明けで実際に勝っている。
疲れさえ無ければ実力的に当然首位争い必至だが、頭からは買いづらい。


1番人気よりも買いたい馬
16マリアライト

日曜日は、雨の影響は残る可能性大。
土曜日の馬場は上がりが掛かるし、とにかく決め手よりスタミナと底力が問われる馬場だった。
日曜もこういう馬場のままだと思っておいて間違いはなさそう。
そういう馬場なら期待したいのはマリアライト。

ディープ産駒だけど、そこまで決め手がある馬ではなく、上がりが掛かる方が臨むところ。
能力的にも十分足りており、去年の菊花賞と今年の天皇賞春を勝ったキタサンブラックに有馬記念でアタマ差の競馬をしたが、マリアライトはこの時は不利な大外枠スタートで終始外を回らされ、3歳のキタサンとは同じ斤量だった。
ゴルシに速めに来られて捲られないように早めに外を進出しなくてはならなかったのを考えれば、キタサンどころかゴールドアクターやサウンズオブアースにも全く見劣らないパフォーマンスだったと言える。
三頭ともロスなく立ち回っていたのを考えれば一番強い競馬したのはこの馬。

今年になってからは負けているが、日経賞は不得意なスローの決め手比べで、前走の目黒記念は1角の大きな不利と重斤量だった。
それでも大崩れしなかったのはこの馬の能力の高さで、むしろ評価したいくらい。
人気のキタサンと遜色無い能力のこの馬がこの人気なら美味しく、馬場が味方してくれるし、強いドゥラメンテが馬場を苦にするなら勝ちまで期待したい。


レース結果

1着 マリアライト
2着 ドゥラメンテ

馬連4点で24.4倍的中

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