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日曜日情報
東京11レース
ヴィクトリアマイル
異次元の持続力が火を噴く東京マイル決戦ラップと調教パターンから導く最適解
◎12エンブロイダリー
前走の阪神牝馬Sは最内枠という乗り方が問われる条件下で、ルメール騎手がハナを奪う逃げを選択し、タイム差なしながら完勝と言える内容で桜花賞馬の地力を示しました 。
インタビューでルメール騎手は、スローに落とし込んだことで本来の持続力を極限まで活かす形ではなかったものの、能力の高さで押し切ってくれたと振り返っています 。
2走前のクイーンCでは、中盤が澱みなく流れるハイレベルな持続力勝負を経験しており、前半3Fが34.5秒、後半3Fが34.2秒という厳しいラップ推移の中、好位からしぶとく脚を伸ばして僅差の競馬を演じました。
この馬の最大の武器はレースセンスとスピードの持続力であり、逃げや先行、さらに差しへと自在に対応できる柔軟性は大きな強みで、展開に左右されにくいタイプと考えられます 。
特に、ある程度ペースが流れて全体の持続力が問われる形の方がパフォーマンスを引き上げる傾向にあり、今回の東京マイルはまさにその条件が整った印象です 。
上がり3Fの質を分類すると、本馬はラスト2F目の11.1秒からラスト1Fの11.2秒にかけての減速幅を極限まで抑える、非常に優秀な持久力タイプに分類できます 。
東京コースの長い直線とタフな坂を乗り越えるには、一瞬の切れ味よりもこの減速を抑える能力が決定的なファクターとなります 。
懸念されていたのは前走で逃げたことによる気性面で、スローで外枠に入った際に折り合いを欠くリスクでしたが、今回は逃げ候補のエリカエクスプレスが内枠、アイサンサンが外枠という並びになり、エリカが主張せざるを得ない形となり、極端なスローペースは回避される可能性が高く、本馬にとっては折り合いを保ちやすい理想的な展開が見込めるだけに、アドバンテージは非常に大きくなります 。
土曜の馬場傾向を見てもこの馬の持続力が活きるコンディションと言えるだけに、ここは能力を出し切れる条件が揃った一戦と言えます。
土曜日の結果
東京12レース
◎ 4チギリ
【怒涛のハイペースで見せた驚異の減速抑制。東京マイルでこそ真の持久力が爆発する】
3走前(2026年2月7日)東京4R(4歳上1勝クラス・牝馬限定)
条件:ダート1600m(良)/ 走破タイム:1分38秒5(4着入線)
レースラップ:12.2 - 11.0 - 11.9 - 12.1 - 12.5 - 13.2 - 12.5 - 12.7
ペースバランス:前半3F 35.1秒 — 後半3F 38.4秒(非常にタフなハイペース)
前走(2026年4月25日)福島8R
条件:ダート1700m / 4着敗退(テンの3F 35.4秒)
本命を託す本馬の真のポテンシャルは、3走前の東京マイル戦(2月7日)のラップ推移に完全に隠されています。
前半3Fの合計が35.1秒という非常にタフなハイペースに引き締まったこのレースで、本馬は6番手の中位を追走。
注目すべきは、先行勢にとって地獄となる「ラスト2Fから1Fへの減速局面」での立ち回りです。
多くの馬が急激に失速する中、本馬はしぶとく脚を伸ばし、ラスト2Fの12.5秒からラスト1Fの12.7秒への減速の幅を「わずか0.2秒」に抑え込むという、極めて優れた持久力を発揮しています。
このレースは4着となりましたが、2着馬は次走勝ち上がって、3着馬は2走後に2着。4着でも牝馬限定なら勝てるレベルの走りは見せています。
前走の福島8R(4着)の敗戦で人気を落とすようなら、まさにここが盲点と言え、前走は右回りの小回りコースだったことに加え、芝スタートではない分だけ中盤が緩む展開になりました。
前走は外枠から終始外々を回らされる決定的な距離ロスが響いたもので、直線が短く小回りの福島コースでは本馬の最大の武器である「持続性能」をフルに活かしきれなかったことが明確な敗因と言えます。
今回はスタート後に芝を長く走ることでテンのペースが自然と速くなる東京ダート1600mへの臨戦となりますが、これは本馬にとって決定的なプラス要素と言え、前走の敗戦で妙味が生じる1頭と言えます。
○ 9 ケープウィッカム
【砂被りNGのドレフォン産駒。絶好の外目偶数枠で覚醒の時】
前走(2026年4月25日 東京7R・ダ1400m):4着
レースラップ:12.3 - 11.0 - 11.8 - 12.5 - 12.5 - 12.2 - 12.6
前半3F:35.1秒 — 後半3F:37.3秒(前傾2.2秒のハイペース)
走破時計:1分25.3秒(S指数:71.2)
初の1400m短縮となった前走は、テンの激しい先行争いに置かれ、道中は10-10-9番手とキレ負けする形で4着となりました。
しかし、残り400m〜200mの局所的な底足(12.2秒への踏ん張り)は見事の一言。中距離(1700〜1800m)で培ったスタミナ(エネルギー保持力)を後半の減速抑制に回し、先行崩れの展開を4着まで押し上げました。これは単なる短距離質のスプリント能力ではなく、「タフな消耗戦における巡航性能の高さ」で対応した内容と言えます。
過去に最高指数を記録した3歳未勝利戦(東京ダ1600m・2着)でも、ラスト2Fで12.1 - 12.3という持続的なラップを自ら刻んでおり、ワンターンの広いコースで淡々とスピードを維持する形こそが、本馬の物理的なストロングポイントと言え、今回の条件なら更に上昇可能の1頭と言えます。
▲ 3ザローズハーツ
【最悪のバイアスを跳ね除けた前走。砂を被らぬエスコートで一変】
前走(2026年4月25日 東京7R・ダ1400m):5着(長期休養明け2戦目)
レースラップ:12.3 - 11.0 - 11.8 - 12.5 - 12.5 - 12.2 - 12.6
前半3F:35.1秒 — 後半3F:37.3秒(前傾2.2秒のハイペース)
走破時計:1分25.4秒(S指数:70.1)
1年2カ月という大休養を叩き2戦目だった前走は、ザローズハーツにとって極めて過酷な要因が2点ありました。
「14カ月ぶりの実戦(中山ダ1200m)を大敗した直後の、極端な息の入りづらいHペースだったこと」
「最内1番枠を引き当ててしまい、出遅れからキックバック(砂被り)の洗礼をまともに浴び続ける最後方追走(13-13-13番手)を強いられたこと」
本来、ミスターメロディ産駒の牝馬にとって最悪とも言える「砂を被る内枠」の形になりながら、直線は大外へ回すとメンバー中上位の脚を繰り出して勝ち馬から0.5秒差(4着ケープウィッカムとはわずか0.1秒差)の5着まで差を詰めており、この最悪の物理的バイアスを跳ね除けて叩き出したS指数は、1勝クラスの勝ち負けラインに完全に突入しています。
前走の1番枠に比べ、3番枠へ僅かでも外にスライドしたことはプラスと言え、前走後、鞍上の矢野貴之騎手も「ゲートを出る気がなく内枠で砂を被って厳しかったが、外に出したらよく伸びた。ワンターン、直線の長いコースが合っている」と明確にコメントを残しており、今回はスタート後にある程度スペースを見つけて砂の薄いところを選べるだけに、更に上昇可能の1頭と言えます。
☆ 10コルヴィル
【致命的不利からの巻き返し。現級圧勝レベルのポテンシャルを解放】
前走(2026年4月25日 東京7R・ダ1400m):7着
レースラップ:12.3 - 11.0 - 11.8 - 12.5 - 12.5 - 12.2 - 12.6
前半3F:35.1秒 — 後半3F:37.3秒(前傾2.2秒のハイペース)
走破時計:1分25.6秒(S指数:67.9)
前走はタート直後に躓いて(つまずいて)しまい、致命的なダッシュ不利を受けており、道中は最内枠(4番ゲート)のまま馬群に包まれる厳しい競馬(7-7-7番手)を余儀なくされました。
ただ、致命的な不利がありながらも、直線の坂をバテずにしぶとく伸びて勝ち馬と0.7秒差に踏みとどまった内容は評価できます。
今回の条件好転のポイントは、「6枠10番」という絶好の外目偶数枠を確保できたこと、そして「主戦への手綱戻り」にあります。
過去には東京ダート1600m高い指数をマークしており、現クラス(1勝クラス)の勝ち時計を大きく上回るパフォーマンスを見せてただけに、この条件では警戒が必要な1頭と言えます。
◎ 4チギリからの馬単指示で11.2倍的中となりました。
